西海みずき信用組合
西海みずき信用組合様 「地方から高く売れる通販ページ制作勉強会」 登壇 | 小値賀地域ブランド製作所株式会社
- 講演

クライアント名
西海みずき信用組合様(長崎県佐世保市)
タイトル
地方から高く売れる通販ページ制作勉強会
カテゴリ
・講演
背景・課題
人口が減り続ける地域では、地元のお客様だけで売上を保つことが年々難しくなっています。
一方で、ネット通販の市場は毎年大きくなり続けています。
全国のお客様に売る手段として、ネット通販は現実的な選択肢になりました。
ところが実際には、ネットショップを開いたのに「見てもらえるのに売れない」「安売り競争になって利益が残らない」というご相談が多く寄せられます。
原因の多くは、商品ページにあります。
自社が伝えたいことを並べただけのページになっていて、お客様が知りたい順番になっていないのです。
西海みずき信用組合様は、お取引先の販路を広げる支援として、この勉強会を企画されました。
操作方法の説明ではなく、実際に売れる商品ページのつくり方を伝えてほしいというものです。
資金面だけでなく、お取引先の売上そのものを伸ばしたいというお考えが前提にありました。
ただし、この分野はカタカナの専門用語が多く、「難しそう」と感じた時点で手が止まってしまうという問題があります。
金融機関のお取引先となれば、業種も年齢層もさまざまで、パソコンが得意な方ばかりではありません。
「すでに取り組んでいる方」と「これから始める方」が同じ会場に並ぶ中で、どちらにも持ち帰るものがある90分にすることを目指し、講演を構成しております。

ソリューションと成果
弊社代表の小値賀は、長崎県平戸市で専業主婦から起業し、広告費をかけず、D2C、モールECを活用し、最高月商1,000万円のブランドを育ててきました。
この勉強会では、実際に使った商品ページの制作方法を、そのままお話ししました。
構成で最も気を配ったのは、専門知識のない方を置き去りにしないことです。
次の4点を徹底しました。
- 専門用語を日常の言葉に置き換える:
「LP」「コンバージョン」といった言葉は、必ず「商品を紹介する1枚のページ」「実際に買ってもらえた割合」と言い換えてから使う - 説明より先に、実物を見せる:
実際に売れている通販ページを画面に映し、「このページのここが、こういう理由でこうなっている」と指しながら解説する - すべて自分が通った道として話す:
理論の紹介ではなく、「私がこう考えて、こうしたら、こうなった」という順番で伝える - その場で自社に当てはめてもらう:
一つ解説するごとに「ご自分の商品ならどうなるか」を考える時間を挟む
そのうえで90分を4つのパートに分け、知識ゼロの方でも順を追って理解できる流れにしています。
1. なぜ今、ネット通販なのかを数字で確かめる
長崎県・佐世保市・平戸市の人口の移り変わりと、国が発表しているネット通販市場の大きさを、同じ画面に並べてご覧いただきました。
地元のお客様は減っているのに、ネットで買う人は増え続けている。
この2つを並べて見ると、取り組む理由が感覚ではなく数字でわかります。


2. 自社サイトで売ると、なぜ利益が残るのか
ネット通販には、楽天やAmazonなどのモールに出店する方法と、自社のサイトで直接売る方法があります。
後者を「D2C」と呼びます。
言葉は耳慣れなくても、やっていることは「お客様に直接売る」というだけです。
自社サイトで売ると、仲介の手数料がかからないので利益が残ります。
さらに、お客様の情報が自社に貯まるため、次の販売につなげられます。
安売りに巻き込まれず、欲しい人に適正な価格で届けられる。
これが地方の事業者にとって大きな利点です。
この違いを図で整理したうえで、ネットショップ全体の中で商品ページがどんな役割を持つのかをご説明しました。

3. 売れるページと売れないページは、どこが違うのか
違いは一つです。
売れないページは「言いたいこと」を並べ、売れるページは「お客様が知りたいこと」を順番に出しています。
これを実践するために必要な、3つの準備をお伝えしました。
- お客様を知る:
今のお客様が何歳くらいで、どこに住んでいて、どうやって自社を知り、何に悩んで買ったのかを書き出す - 商品を知る:
商品の特徴だけでなく、「買った人がどんな気持ちになるか」と、受賞歴や取引実績など信頼の材料をそろえる - お客様の気持ちの動きを知る:
ページを見た人の気持ちが、どんな順番で「買おう」に変わるのかを理解する
ここで最も驚かれたのが、ページを開いた人の半分が、8秒以内に去っていくという数字です。
最後まで読んで買う人は、ごくわずかしかいません。
だからこそ、情報を渡す順番が重要になります。

4. 読まれる商品ページ「6つの流れ」
この勉強会の中心となるパートです。
実際に売れている通販ページを画面に映しながら、お客様の気持ちが動く順番どおりに、上から何を見せるべきかを一つずつ分解しました。
- 「なんか素敵!」と思ってもらう ── 最初に目に入る部分
- 「この値段でもきっといい商品」と信じてもらう
- 「自分が使うなら…」と想像してもらう
- 「他とどう違うの?」に答える
- 「買って後悔しないかな」という不安を消す
- 「今買う理由」をはっきり伝える
それぞれについて、複数の実例を並べてご覧いただきました。
同じ役割の部分でも、業種や価格帯によって見せ方が変わります。
自社の商品に置き換えて考えられるよう、考え方と実際の画面を行き来しながら進めました。

5. 作ったあと、どう育てるか
商品ページは作って終わりではありません。
学ぶ → やってみる → 結果を確かめる → 直す。
この繰り返しが売上が伸びていきます。
弊社がご支援した事業者様では、毎月の売上目標を決めて週ごとに進み具合を確認した結果、支援2ヶ月目に約49万円だった売上が、4ヶ月目には約176万円まで伸びました。
最後に、ネットショップづくりに使える補助金(持続化補助金・ものづくり補助金・IT導入補助金・事業再構築補助金)について、それぞれ何に使えるのかをご説明しました。
学んだことを、その日のうちに資金の計画と結びつけていただくためです。
こちらは、西海みずき信用組合様での開催への紐付けとしても、配置しております。

まとめ
ご参加いただいた業種は、コンサル業・建設業・整骨院・農業・陶芸教室・民宿・税理士事務所・花屋・飲食業と幅広いものでした。
金融機関のお取引先は業種がさまざまで、一つの内容が全員に当てはまりにくいという難しさがあります。
それでも「お客様の気持ちの順番に沿ってページをつくる」という考え方は、どんな業種でも使えます。
それぞれの商品に置き換えながら受講いただけました。
ネット通販は、一つひとつを分解すれば難しい話ではありません。
専門用語と、断片的な情報の多さが、入り口を高く見せているだけです。
「何から手をつければいいかわからない」状態から、「自分のページのどこを、どう直せばいいか」がわかる状態まで持っていくこと。
この積み重ねで、地域外のお客様、ファンが増えます。
「良いものをつくっているのに売れない」のは、商品の問題ではなく、伝え方の問題であることがほとんどです。
事業者が自分の手で売れるページをつくれるようになることは、その会社の売上だけでなく、地域にお金が回り続ける土台になります。
当社では今後も、金融機関・地方自治体・商工会議所の皆さまと連携し、実践的な支援を続けてまいります。

開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催 | 西海みずき信用組合様 |
| 開催日 | 2023年9月27日(水)15:00〜16:30 |
| 開催形式 | 会場開催(90分) |
| 会場 | 西海みずき信用組合 佐世保本店 |
| テーマ | 地方から高く売れる通販ページ制作勉強会 |
| 対象 | お取引先の経営者・販売担当者 |
| 参加者数 | 約20名 |
| 参加業種 | コンサル業/建設業/整骨院/農業/陶芸教室/民宿/税理士事務所/花屋/飲食業 |
| 講師 | 小値賀地域ブランド製作所株式会社 代表取締役 小値賀 布美華 |
講演カリキュラム(当日の構成)
- 自己紹介/地方発ブランドの実績紹介
- ネット通販とは何か
- 注文から発送までの流れ
- モール出店と自社サイト販売の違い
- 地方の事業者が取り組む利点
- 数字で見る、地元市場とネット市場
- 長崎県・佐世保市・平戸市の人口の移り変わり
- ネット通販市場の広がり
- お客様がどこで商品を知り、買っているか
- ネットショップの構成と商品ページの役割
- ネットショップ全体のつくり
- 商品ページ(LP)とは何か
- 商品ページが持つ5つの特徴
- 売れるページと売れないページの違い
- お客様を知る(今のお客様を書き出す)
- 商品を知る(特徴と信頼の材料をそろえる)
- お客様の気持ちの動きを知る
- 読まれる商品ページ「6つの流れ」
- 実例を使った分解
- 業種・価格帯による見せ方の違い
- 作ったあと、どう育てるか
- 学ぶ・やってみる・確かめる・直す
- 目標の立て方と進め方(支援事例)
- 使える補助金
- 持続化/ものづくり/IT導入/事業再構築
- それぞれ何に使えるのか
金融機関・自治体・商工会議所の皆さまへ
小値賀地域ブランド製作所株式会社では、金融機関・地方自治体・商工会議所・商工会・農業協同組合・産業支援機関の皆さま向けに、講演・セミナー・研修・ワークショップを実施しています。
お取引先向け勉強会、オンライン開催・連続講座形式にも対応しております。
- 販路拡大・EC/D2C構築セミナー
- 通販ページ(LP)制作実務セミナー
- 新規事業立ち上げ・市場調査実務セミナー
- SNS活用セミナー/Instagram運用セミナー
- 6次産業化・農産物ブランディング講座
- 創業支援・事業者向け伴走型ワークショップ
- 経営者・後継者向けビジネススクール
すべて「実際に地方で事業を立ち上げ、成果を出した当事者の実践知」に基づいた内容で、参加事業者が翌日から動ける状態に落とし込むことを重視しています。
部会単位・支部単位でのご依頼にも対応しております。
ご依頼・ご相談は無料で承っております。
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