塩生キャラメル専門店 firando
アジアにも展開するブランド設計・選ばれる商品開発・
マーケティング戦略で国内外売上拡大
- ブランディング
- マーケティング
- クリエイティブ
- サービス開発
豊富な食・観光資源を持つ人口減少の過疎地から、持続可能な事業を構築する
人口3万人を割り、2045年には約半数の人口規模になると試算される長崎県平戸市。利益を確保した生産年齢人口減少の条件下でも持続可能である、地域ビジネス確立が課題にありました。歴史的価値・食資源を多く保有する背景を付加価値に転換し、選ばれ続ける事業として形成すること。商圏を全国とし、最少の生産工数・コストで安定した市場配荷率を上げながら、アジアにも展開可能な商品を開発。背景には独自ストーリーを持つ地域独自のブランド戦略が課題でした。
支援内容と成果
長崎県平戸市の独自資産である、江戸鎖国期に唯一貿易港として栄えた歴史から、当時伝来した「カラメロ」という砂糖菓子を現代の平戸・九州素材で再現。ブランドコンセプトを「未来への復刻」とし、九州の応援力を巻き込む、耐久力を持ったブランド設計を行いました。商品には限定素材の「満月の塩」を活用し、コアターゲットとなる女性との親和性が高い月面のパッケージデザインを採用。ブランドコンセプト・パッケージデザイン・商品を連動させる一貫した開発を高く評価され、令和元年度長崎県特産品新作展最優秀賞、第11回チームシェフコンクール審査員特別賞、食べるJAPAN美味アワード2022審査員特別賞などを受賞。百貨店ギフトの取り扱いほか、JALファーストクラスカタログ掲載、長崎県のアミューズメントパーク、ハウステンボスとのコラボパッケージ販売、SA販売などの市場を獲得。持続可能な国内の商圏としてお土産市場への定着のほか、国内人口減少の対策としてアジアへの販路開拓も併走。中国厦門での販売開始に向けて海外商標を取得するなど、国内のみならずグローバルに展開する自社運営事業です。