介護接遇11ヶ条研修サービス
介護業界の新たなインフラ創出を目指す
「介護接遇サービス」ブランディング・マーケティングによる市場定着に貢献
- ブランディング
- マーケティング
- クリエイティブ
- サービス開発
- 経営戦略
介護業界の新たなインフラ創出を目指す
「介護接遇サービス企業」ブランディング支援事例
兵庫県加古川市で総合福祉事業を展開する「株式会社 デイサービスセンターうららか」様は、高齢者福祉と障害者福祉に加え、地域での訪問看護サービスを提供しています。介護従事14年のご経験から新たに生み出された、介護施設の教育を担う「接遇11ヶ条」サービスのブランディング、マーケティングについて、弊社に伴走支援のご依頼をいただきました。
ソリューションと成果
現状の課題と改善施策の整理
介護業界の接遇改善が、顧客満足度を高め、競争との差別化を取り組む重要なポイントであると認識していた、代表の住所様。独自の「接遇11ヶ条」を開発し、介護に携わるすべてのスタッフが実践できる基準を設けた中、介護施設への普及プロセスやブランドメッセージの統一に課題を持っておられました。
ブランディングとマーケティングによって、「接遇11ヶ条」を業界基準として全国に広げることを目指しました。
支援の内容と実施プロセス
次のアプローチでブランディングとマーケティング支援を行い、クライアントが求めるブランド像の現化をサポートしました。
接遇11ヶ条MVV(使命、ビジョン、価値観)の言語化
概要:クライアント様の理念をベースに、「接遇11ヶ条」を実現するための明確なミッション、ビジョン、バリューを定義。介護業界における新しい基盤として、目指すべき姿、在るべき姿を言語化しました。
成果:MVVを導入することで、接遇講師や関わる仲間のモチベーションが向上し、接遇の継続性が強化され、持続的なサービスを提供するための基盤が整いました。
『ブランドが人格を持ったことで、どのような立ち振る舞いをするべきか、サービスそのものが動いてくれるようになりました。』とのお声もいただきました。
ロゴの作成
概要:丁寧なインタビューを実施し、「接遇11ヶ条」を象徴するロゴを新たにデザイン。
ブランドアイデンティティを強化しました。
成果:ロゴの導入により、顧客の信頼感が向上し、ブランドとしての認知度が増しました。
また、今後ブランドに関わる方々のエンゲージメント向上の効果も、期待されます。
キャッチコピーとコンセプト作成、ブランドコンテンツの整理
概要:「接遇11ヶ条」をサービスの価値として表現するキャッチコピーと、心に残るストーリーを作成しました。介護業界の底上げに向けて、共感を呼ぶメッセージを明確化しました。
成果:サービスの訴求力が増加し、顧客に強い印象を残すことに成功しました。
トーン&マナー
概要:接遇11ヶ条の継続性を確保するために、言葉遣いや行動基準を統一するトーン&マナーを定め、サービスの価値がブレることなく伝わるように定量化しました。
成果:統一されたスタイルを確立し、ブランド想起が一定して広がる基盤となりました。
フォントとムードボード
概要:ブランドイメージに合わせたフォントとムードボードを制作し、資料やツールに一貫した視覚的な統一感を持たせる基盤としました。
成果:視覚的なブランド認知が向上し、サービスの一貫性と信頼感を増すことに貢献しました。
カリキュラム教本制作
概要:「接遇11ヶ条」に基づく教育用教本を制作。教育現場での指導をサポートし、ブランドメッセージとトーンを反映しました。
成果:統一した接遇指導が可能となり、スタッフ全体の接遇レベルが向上する基盤となりました。
営業資料、チラシ、講演資料、説明会資料等の制作
概要:各種資料のデザインとコンテンツなど、サービスの特徴や魅力を効果的に伝えるための営業ツールを制作しました。
サービス展開全体図と主要KPI設定
概要:サービスの全体像と主要KPIを可視化し、進捗管理の仕組みを構築しました。
プロジェクトの成果と効果
うららかさまからは「接遇11ヶ条」が業界で新しい基盤としての認知を得たこと、そして、トーン&マナーやデザインルールの整備によって制作が容易になった点への評価をいただきました。
また、ブランドの定量化により、新規顧客の獲得がスムーズに進んでいるとのご報告をいただいています。
今後の展望
今後はさらに「接遇11ヶ条」を全国へ普及させ、業界の標準として確立する計画を推進。
また、介護業界の認識向上を目指し、業界全体に広がる影響を生み出すための活動を続けていく予定とのことです。
クライアントさまからの評価について(インタビューより)
制作していただいたロゴやミッション・ビジョンによって、私の理念がしっかりと形になり、チームが一丸となって動けるようになりました。ブランドの基盤が固まり、目指すべきゴールが明確に見えるようになったと感じています。
サービスがあるものの、世の中に出すにはまだ未整備な地点から、商標などの法務的部分、サービス構築の制度の調査や実装、営業構築など、隔週で目標までのマイルストーンが定められ、何をやるべきか整理された状態で進めてもらえました。
自身は書籍も出版しておりますが、本だけでは伝わらなかった部分を、ブランディングによって形にしてくれたのが大きな変化でした。紙の上での構想が、まるで3Dになって実際に人に渡せるようになり、サービスの本質が伝わりやすくなりました。説明が必要な場面でも、統一されたブランド基準があることで、毎回同じようにしっかりと伝えられるようになり、業務の効率が上がりました。資料作成やブランドイメージの統一感も向上し、現場での制作作業が非常にスムーズになりました。
ブランドの軸が確立されていることで、資料やツール作成がしやすくなり、結果として信頼感のあるデザインが実現しました。私たちの“土台”として支えてくれるブランディングのルールができたことで、ビジョンに向けた明確な道筋も見えてきました。
ワンストップで丁寧に寄り添って支援していただいたからこそ、たった一年でしっかり形になり、成約ルートがより明確になったと思います。コミュニケーションの面では、必要な意見を率直に伝えてもらえる姿勢が心地良く、オンラインでのやり取りでも距離を感じることなくプロジェクトを進められました。
何度もポジティブな声かけをいただき、その励ましが前向きに取り組む力となりました。
女性が支援されるこうした細やかさも、大変特徴的だったと思います。
また、大きなインパクトとして、小値賀さんから「介護業界の新たなインフラになると考えてます」と言われたことで、改めて目指す山が定まったなと感じています。
今後、地方企業に必要なブランディングと伴走パートナー(うららか様のお話)
これからのマーケティングは、中央集権的な方法から脱却し、地方の活性化に目を向けるべきだと考えています。コロナ禍で通信制の高校や大学が広まり、地元でも質の高いサービスが受けられるようになったのと同様に、地方に権限が移譲され、地域が元気になるような活性化が必要です。そうした中で、小値賀製作所はまさに地方企業の力を引き出し、伴走してくれるパートナーだと感じています。
特に、私たちのように歴史や文化を大切にし、事業承継やM&Aを通じて企業の未来を築こうとする経営者には、ブランディングの重要性が大きいと感じています。
財務戦略が整っていても、企業の理念や魂がきちんと伝わらなければ、未来を創ることはできません。そうした部分で、貴社支援が役立ち、事業承継の際にも理念を次の世代に確実に引き継いでいけると思いました。
また、企業規模が中小で、第二の人生として新たな事業を展開したいと考える経営者にも最適なパートナーです。会社の思いや理念を明確な形で再構築し、ビジョンを見直す手助けをしてくれます。このサポートがあれば、単なる経営の道筋を示すだけでなく、企業の根幹を再定義し、成長へと導くことができるなと。
私と同じように事業承継や新規事業の展開を考えている経営者の方々に、ぜひこの会社を紹介したいと心から思っています。」
まとめ
ご支援させていただいた「接遇11ヶ条」サービスブランディング・マーケティングプロジェクトを通じて、介護に関わるすべての人を幸せにする「介護の新しい基準」を具現化するお手伝いをさせていただきました。
ご支援のプロセスで、高齢化する日本、そして世界の課題を深く知ることにもなり、そして(株)デイサービスうららか 代表 住所様の強い信念にも心から共感しました。
弊社のブランディング支援により、理念の根幹がブランドとして可視化され、業界内での信頼性が確立されると同時に、マーケティングによる営業活動の効率化も実現したと評価をいただき、弊社としても大切なブランディング支援となりました。
オンラインの定例会議を隔週で行う中、実際にお会いしたのはご支援終了後でした。
そのような状況でも、インタビューのような信頼をいただけたことに、心より感謝しております。
ありがとうございました!
※住所様ご講演後に撮影 接遇講師 渡邊様、(株)デイサービスセンターうららか 代表 住所様、弊社代表 小値賀 ※
私たちのブランディング支援は、地域企業が持つポテンシャルを最大限に引き出し、未来の基盤を共に築くことを目的としております。
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