Columnコラム

【2022年最新版】地方企業の疑問『ブランド』とは?『ブランド化』によって得られる地方企業5つの利益を解説!

2022年10月4日

  • ブランディング


ブランディングが大事だ!と現代では声高に叫ばれていますが
ブランドとは何か?
ブランド化によって得られる利益(メリット)はなにか?
これらを明確に定義し、順序立てて構築できているかが曖昧なケースは多々あります。


そもそも、「ブランド」と言っても
「企業ブランディング(コーポレートブランディング)」
「事業ブランディング」
「商品ブランディング」
「シリーズブランディング」と
細分化すると、このように上流から下流に構成されているもの、が正しいブランド構造ですが


商品ブランディングと企業ブランディングを混同したり
系統の違う商品を筋道の整理をせず棚に並べて
「なんのお店か分からない」
「何が推し商品か分からない」
「統一感のない商品ラインナップに、メッセージ性を感じず、企業価値が低く見えてしまう」など
獲得できるはずのお客様、お取り引き企業様の関係性を損なう機会損失の山が、地方企業のブランディング事情ではないかと。


本記事では
『ブランドとは何か?』
『ブランド化によって得られる5つの利益』を解説します。


『ブランド』とは?
『ブランド化』によって得られる5つの利益を解説


『ブランド』とは何を指すのか?



フィリップ・コトラー教授が著書 ブランドマネジメント
わかりやすく定義されているので引用すると


「ブランドとは、顧客と企業の共通の認識であり、
また、顧客に期待を促し、それに応えるもの」としています。


さらに
「ブランドとは、個別の売り手または売り手集団の財やサービスを識別させ
競合する売り手の製品やサービスと区別するための
名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはこれらの組み合わせ
」とし


これらが非常に端的に、ブランドの成り立ちを表現しており
さらにスマホやタブレット、PCから企業、商品、サービスに接触する現代では
デジタルもブランドを具現化するための重要なプロセスとなっています。


神は細部に宿るといいますが、
ブランドもまた、このように細部まで緻密に構成、設計された状態で
お客様の元に届き続けた結果
顧客と企業の共通の認識であり、
また、顧客に期待を促し、それに応えるもの、と
コトラー教授に表現された通りになるのです。


『ブランド化』によって地方企業が得られる5つの利益




ここで購買心理の大原則として
地方では見落とされがちな落とし穴がそもそもあることに
地方ブランドを設計するクライアント様とのブレストで、たびたび気づくのですが


『顧客は価格ではなく、価値でモノを買う』法則が
地方では『顧客は価値ではなく、価格でモノを買う』と塗り変わっている点です。


上記がマインドセットされていない状態では
ブランド化によって得られるメリット・利益に疑いを持ってしまい
一貫したブランド戦略が続けられず、崩壊するケースがありますので
上記はインストールされている、と仮定して書き進めます。


結論、ブランド化によって得られるのは、『長期で安定成長する、持続可能構造』です。


『長期的・安定的な利益の獲得』を分解。

具体的な5つの利益を解説




ブランド化によって得られる5つの利益がこちらです。

  • リピートされる(持続可能構造である)
  • 価格競争に巻き込まれない(独自価値の浸透)
  • 企業、顧客、インフルエンサー、メディアなど、社会的にも広く支援される(PR効果)
  • 企業内部人材の意識の向上(インナーブランディング効果)
  • 企業外部人材獲得が優位になる(アウターブランディング効果)



ひとつずつ、簡単に解説いたします。


❶リピートされる(持続可能構造である)




ブランド設計を行う重要軸のひとつに「リピート構造か否か」があります。
なぜか?


「〇〇と言えば〇〇ね!」とお客様に思い出していただくため、です。


ブランドは
ブランド戦略を立て、一貫性を持って実行する
▶︎ブランドイメージが社会に浸透する
▶︎ブランドバリュー(価値)が確立される
の時系列で進みます。


つまり、ブランドとは、有形資産を無形資産にも変え
大きな資産価値に塗り替わるものです。
メッセージや商品の質などの満足度が高く、顧客に印象深く記憶されることで
リピートを生み続ける『ファン』を持った状態になるため
持続可能構造となります。


❷価格競争に巻き込まれない(独自価値の浸透)




『顧客は価格ではなく、価値でモノを買う』法則 について前段で触れた通り
ブランドがファンを獲得すると、価格競争市場から抜け出すことが可能です。


近年もハイブランドがコロナ禍の影響も含め、大幅な値上げに踏切ましたが
そのブランド顧客は、一商品単価が5〜10万円上がっても、やはり買うのです。


ブランドとは、物質的・機能的価値のみならず
顧客の心をつかむような、情緒的価値を両立させるため
顧客のお財布事情以上に、自社ブランドの世界観の確立、追求を優先し
それが顧客満足度を維持、向上させることを知っています。
独自価値を貫くことを、ファンはむしろ望む状態となっているわけです。
名指しで買い続ける顧客は、その他競合との価格の比較など、しません。


❸企業、顧客、インフルエンサー、メディアなど、社会的にも広く支援される(PR効果)



UGC(顧客のSNS投稿)から認知〜購買に発展する現代では
ブランドがPRする以外に、「企業・顧客・インフルエンサーからの応援」が市場拡大の鍵を握ります。
自社ブランドの海外商談では日本以上に、影響力を持ったユーザーの配信を常設するなど
現地企業が内製化しているケースもあるほどです。


またSDGsなど、社会的意義を含めたビジョナリーブランドであるかもまた、重要視される要素であり(本質的には、持続可能なサービスであることは、ビジョナリーが叫ばれる以前に当たり前ですが)
世界的に「企業間のビジョン一致による相互協力」「顧客のPR力」「インフルエンサーの影響力」を活用できるかは、安定的な認知拡大、売上の拡大に影響を与えるものです。


ブランドとして確立されたものは
「紹介したい」「教えたい」「情報を共有したい」「感動を共有したい」
という心理を広く与えることになるので
ブランド力が低いものに比べ、
社会的認知獲得のスピードを圧倒的に巻き取ることができます。


❹企業内部人材の意識の向上(インナーブランディング効果)



ブランドが確立されることにより、得られるものに
「インナーブランディング」「アウターブランディング」があり
最後にひとつずつ解説します。


ブランドが確立され、変化するのが、『自社人材の意識』です。


『自社に対する社会的評価の高さから得られる、組織の一員としての喜び』

『関わる事業への誇り』

『顧客から寄せられる感謝や信頼への責任感』

『社会的居場所があることで、満たされる心』など


『やらされる仕事』『価値があると評価されない仕事』『主体的に期待に応えたいと思えない仕事』ではない
前向きなモチベーションを内部人材にも与える力が、ブランドにはあるのです。


つまり、ブランド化された状態は、企業、顧客、インフルエンサー、メディアなどの、外的因子のプラス循環だけでなく
内的因子も同時にプラス循環を起こし、全体で引き上がる構造である、と言えます。


❺企業外部人材獲得が優位になる(アウターブランディング効果)



最後に、アウターブランディングです。
優秀な人材が欲しいのは、どの企業でも共通認識ですが
ブランド力が高い状態になると
『この会社で働きたい』という、意欲的な人材が集まるようになります。


意欲的な人材の中で、必要とする優秀な人材を採用することができ
採用に対する費用的・時間的コストが削減され
採用してみて合わなかった、などのリスクも軽減されます。
これらは、企業にとって非常に大きな利益です。


ブランド確立は、持続可能への第一歩。



ブランド確立は、最低限のスタートラインです。
もちろん、市場に接触させる中で、改善を繰り返し
初動と変化する面もあります。
それは当然のことですが、ブランド基盤が曖昧な状態でスタートすると
一貫したイメージの浸透、ブランド価値の確立に発展することは、100%ありません。
つまり、いずれ消滅していく、を意味するのです。


ブランドを構築すること。
それは持続可能の第一歩です。
この一歩目で決まると言っても、一切過言ではないと
企業様のブランド構築全体を支援し、自社でもブランド運営を多角的に展開する中で
確信して体系化したものを、解説しました。


かつ、地方のブランディングは都会的なブランディングと同じではありません。
地方には地方の独自資産を、ブランド基盤に仕込むことが
持続可能な地方ブランド確立の重要な点です。


ブランド価値を高め、選ばれ続けるサービスを生み出したい。
現状のサービスをリブランディングしたい。
ブランディングについて相談したい。
HP、あるいは商品ページを制作してほしい。
新サービス開発を支援してほしい。
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